ジョイフル本田つくばFC The Road to JFL ～JFL昇格への道のり～ 地域CL編
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日頃よりつくばFCを応援いただき、ありがとうございます。
この度ジョイフル本田つくばFCは、第59回全国社会人サッカー選手権大会（以下、全社）で4位という成績を収め、2013年以来2度目となる全国地域サッカーチャンピオンズリーグ（以下、地域CL）2023への出場を決めました。
同大会はJFL（日本フットボールリーグ：http://www.jfl.or.jp/jfl-pc/view/s.php?a=984）昇格に向け、とても重要な大会となります。
本記事では、JFL昇格までの道のりや大会の仕組み等について、みなさまにご説明いたします。また、過去の戦いについても紹介させていただきますので、みなさまがジョイフル本田つくばFCを応援するきっかけとなれば幸いです。
全てを記載すると非常に複雑なご説明となってしまうため、分かりやすさを重視し、一部説明を省略している部分がございます。また、以下の内容は2023年11月1日時点での内容となります。あらかじめご了承ください。
JFLに昇格するには？（2023シーズン）
全国地域サッカーチャンピオンズリーグ（以下、地域CL）において
※旧名称：全国地域サッカー決勝大会（通称：地決、地域決勝）1位となるまたは 2位となり、12月に開催されるJFL15位チームとの入替戦にて勝利する
ことで、JFLへ昇格することができます。（JFL加盟に必要な条件を備えていることが必須）
地域CLとは？
出場チーム
全国から厳しい戦いを勝ち抜いた、以下の12チームに出場権が与えられます。①全国9地域の最上位リーグ（関東で言えば関東サッカーリーグ1部）における優勝チーム
②全社ベスト4以上の中で、①を除く上位3チームのうち、最大3チーム（9地域の最上位リーグ所属かつJFL入会を希望していることが条件）
③9地域の最上位リーグ2位かつJリーグ百年構想クラブとなっているチーム
④9地域の最上リーグで2位となったチームのうち、輪番が巡回してきたチーム（関東、関西、九州、東海、北海道、中国、北信越、東北、四国の順）
※①②で12チームに満たない場合のみ、③以下に出場が認められる。
※③の「Jリーグ百年構想クラブ」枠による出場権獲得は、各チーム1回限りとなる。
※④の2023年における輪番は、東北、四国、関東の順となる。
ジョイフル本田つくばFCも出場権を獲得!!
ジョイフル本田つくばFCは関東サッカーリーグで5位となりましたが、全社では3試合に勝利し、4位という成績を収めました。3位までには入れなかったものの、全社準優勝のアルテリーヴォ和歌山、同3位のFC徳島はそれぞれ関西サッカーリーグ、四国サッカーリーグで優勝を果たしており、すでに地域CLへの出場を決めていました。
そのため、全社4位のジョイフル本田つくばFCに、念願の地域CLの出場権が与えられることとなりました。
さらに、②の全社枠までで11チームと出場枠が埋まらなかったため、③の百年構想クラブ枠として関東サッカーリーグ2位の栃木シティFCが名乗りを上げ、2023年の地域CLに出場する全12チームがここに確定しました。
大会形式
1次ラウンド：12チームを4チーム3グループに分け、総当たり戦を行います。
→各グループ1位の3チーム＋各グループ2位のうち成績最上位の1チームが決勝ラウンド進出。
決勝ラウンド：1次ラウンドを突破した4チームで総当たり戦を行います。
→1位チームはJFL昇格決定、2位チームはJFL15位チームとの入れ替え戦に。
地域CLに出場するだけでも快挙と言えますが、そこからJFLに昇格することがいかに困難な道か、何となくお分かりいただけたかと思います。
地域CLでの激闘を振り返る
ジョイフル本田つくばFCはこれまで一度だけ、地域CLへの出場を果たしています。過去唯一の出場を果たしたのは10年前の2013年。茨城県知事杯優勝から全社関東予選まで勝ち続け、長崎県開催の全社出場を決めました。
当時は関東サッカーリーグより下位の茨城県社会人サッカーリーグ1部に所属。そしてなんと県リーグでの優勝経験も無いままに起こした快進撃は、当時の茨城県サッカー界で大きな話題を呼びました。(当時の取材VTRはこちら)
全社関東予選代表決定戦では、当時から関東サッカーリーグ1部に所属していた東京23FCを相手に終盤で逆転。3-2と見事な勝利を挙げています。
その後の全社本大会、長崎県の地でも快進撃を続け、三菱重工長崎、関大FC2008、そして準決勝では2013年関西リーグ王者のFC大阪（現J3）を下し、4位で地決（地域CLの旧名称）への出場を決めました。
当時は都道府県リーグ所属チームでも飛び級でのJFL昇格が認められていましたので、県リーグでの優勝経験も無いチームがJFL昇格まであと一歩というところまで迫っていることに、クラブ内外がざわついたことは言うまでもありません。
しかし地決開催を前に、諸般の事情を考慮し、クラブとして大きな決断をいたしました。今回の地決で「上位の成績を残した場合であってもJFLへ昇格しない」という決断でした。
※2013年11月1日の記事（https://www.tsukuba-fc.com/info/2013/11/01003648/）を参照、文：つくばフットボールクラブ代表 石川慎之助
なお地決では、現#6MF深澤裕輝選手を中心として強豪相手に奮闘するも、1勝2敗のグループ3位、惜しくも予選敗退で戦いを終えることとなりました。
あれから10年間の空白を経て、再び地域CLの舞台に帰ってきたジョイフル本田つくばFC。
もう、歴史を塗り替える準備はできています。
全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023
予選ラウンド第1節 ジョイフル本田つくばFC vs BTOP北海道 11月10日（金）13:30 kickoff
第2節 ジョイフル本田つくばFC vs アルテリーヴォ和歌山 11月11日（土）10:45 kickoff
第3節 ジョイフル本田つくばFC vs 福井ユナイテッドFC 11月12日（日）13:30 kickoff
開催地：平和堂HATOスタジアム（滋賀県）
※試合詳細やYouTubeライブ配信等の情報については、決まり次第お知らせいたします。
決勝ラウンド
11月22日(水)・24日(金)・26日(日)
開催地：栃木県グリーンスタジアム