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つくばFCからのお知らせ news

新年のご挨拶

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新年あけましておめでとうございます。
昨年は一昨年に引き続いてのコロナ禍となりましたが、皆さまのご支援により、無事に終えることができました。心よりお礼申し上げます。

昨年、女子トップチームの所属がチャレンジリーグからなでしこリーグ2部に変更となりました。WEリーグ発足による改組でしたが、選手の意識も地域からの見られ方も変化し、大きな分岐点になりました。以前所属していたチャレンジリーグは、東西分けされ、東日本の6クラブで3回対戦、最後に西日本のクラブと順位決定戦を行うリーグ構成でした。なでしこリーグ2部は、西日本のクラブも含めた全8チーム総当たり2回戦のリーグ構成です。以前よりも対戦相手は多様性のあるものになり、対戦相手の分析準備やそれに伴う戦略的アプローチ(トレーニングやフォーメーション、相手に合わせた選手起用)が発生し、サポーターの皆さまから見てもリーグの醍醐味が増したのではないかと考えています。

なでしこリーグについては、ホームであるセキショウチャレンジスタジアムの改修によって、ひたちなか市総合運動公園陸上競技場でのホームゲーム開催となりました。同じ茨城県内とはいえ、1時間以上離れた地域での開催となり、応援に駆けつけてくださったサポーターの皆さまには感謝の言葉しかありません。一昨年からのコロナ禍によってYouTube配信を実施していたため、見に来られなかったサポーターの皆さまにも選手の懸命な姿を映像でお届けすることができました。最終的にリーグ6位となり、数年続いてしまっていた降格入替戦に回らずに残留を決められる結果となりました。2022シーズンの躍進にぜひご期待ください。

男子トップチーム ジョイフル本田つくばFCは、監督に長年Jリーガーとして活躍した冨田大介氏を迎え入れました。Jリーグ選手経験者が初めて監督の座につくこととなり、チームの昇格はもちろん、個人としてもJリーグで活躍することを夢見る選手たちに、意識の面でも気持ちの面でも大きな影響を与えてくれました。一昨年、関東サッカーリーグ1部は、コロナ禍によって降格がなかったため、通常より2クラブ多い12クラブでスタートし、終了後に10クラブに戻るリーグ構成でした。降格の枠が多く、常に降格の恐怖を感じながらシーズンを過ごすこととなりました。結果的には8位となり、JFL所属の関東地域のクラブの結果を待たねばなりませんでしたが、残留を決めることができました。厳しいシーズンをタフに戦い抜いてくれたと思います。残念ながら無観客試合がほとんどで、直接応援していただける機会は限られてしまいましたが、こちらも映像の配信によって選手たちの姿をお届けすることはできました。

スポーツの普及・育成の面では、サッカーはもちろん、サッカー以外の活動も活発化させています。新たに始めたバスケットボールやソフトテニスの活動は人数も増え、地域で注目されています。中学校教員の働き方改革に端を発している部活動見直しの動きに対して、つくば市内3つの中学校において、全国のモデルとなるハイブリッド部活動の取り組みが行われています。これは部活動の活動日数を減らして、替わりに当該中学校の父母によって運営される地域クラブが、部活に替わる活動を行うというものです。この取り組みに対して、つくばFCでは発足前から関わり、現在でも事務局を務めています。私たちつくばFCが持っているノウハウによって、地域に貢献できることを誇りに思っています。

2022年度、新たに本腰を入れて取り組み始める活動があります。それは、本クラブ自前のグラウンドであるつくばFC万博グラウンドの改修です。グラウンドのみならずクラブハウスも新築します。選手育成、トップチーム強化につながるよう、フィットネスルームを整備、トレーニング後の栄養摂取、関係者との交流も可能な飲食機能を持たせます。各種講習会を開催でき、子どもたちが合間の時間に勉強できる部屋を準備します。スポーツをしない子どもたちの居場所にもなりたいと考えています。

スポーツの普及・育成・強化に対して、今まで以上に取り組んでいきます。そこに、少しずつ教育の要素も加えていきたいと考えています。クラブが地域にとってなくてはならないものになるために、今までの活動はもちろん、こうした側面も必要だと考えているからです。

コロナ禍の終わりを信じ、全力で動いていきます。 私たちつくばFCの活動が皆さまに笑顔を届けられますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022年元旦

つくばフットボールクラブ 代表 石川慎之助